情報処理学会プログラミング研究会が,研究会の活性化を目指した改革をいち早く行い,研究会論文誌「情報処理学会論文誌:プログラミング」の編集に踏み切ったのは1998年度のことであり,記念すべき第1号が発刊されたのは1998年12月であった.以来本論文誌は,年度あたり3〜4冊ずつ発刊を続け,2008年3月をもって36冊を数えるに至った.この間,プログラミング分野の様々な研究成果が,本論文誌を通して公表されてきた.
その一方で,情報処理学会は,2010年の創立50周年に向けて,論文誌ならびに研究会活動を全面的にオンライン化し,会員サービスの向上を目指すことを決定した.その第一段階として,2008年4月からすべての論文誌の紙媒体での出版を廃止し,電子図書館上でのオンライン出版とすることになった.それにともない,本研究会論文誌は正式名称を「情報処理学会論文誌 プログラミング」に改称し,新たに出発することとなった.
英文論文については,2015年1月からJournal of Information Processing(JIP)との連携が始まり,JIPに正本が掲載され本論文誌にそのプレプリントが掲載されることとなった.
また,英語論文掲載の促進のために、2011年3月開催の研究会から和文論文の採録後の英語化の試行を行うこととなった.採録後の英語化についても,JIPとの連携の対象となっている.