情報処理学会論文誌 プログラミング


最終更新日:2018.5.11

「情報処理学会論文誌 プログラミング」の編集について

電子図書館/論文誌(トランザクション)/プログラミング(PRO)

編集責任:論文誌プログラミング編集委員会
(委員会構成母体:プログラミング研究会

対象とする分野編集方針査読基準投稿手続き英文論文誌JIPとの連携和文論文の採録後の英語化 | システム開発に関する論文の執筆について| 編集委員会構成

1.対象とする分野

プログラミングは、コンピュータの誕生と同時に生まれた伝統的な分野ですが、コンピュータがある限り常に不可欠な技術です。マルチメディアやインターネットなどの最先端の応用分野にも、プログラミングが様々な形で密接に関係してきています。今後も、プログラミングに関する研究の重要性は変わらないと思われます。「情報処理学会論文誌 プログラミング」は、プログラミングについて論じた論文を専門に扱う論文誌です。
本論文誌では、プログラミングに関係するテーマ全般を取り扱います。具体例として次のようなテーマがあります。

  • プログラミング言語の設計、処理系の実装
  • プログラミングの理論、基本概念
  • プログラミング環境、支援システム
  • プログラミング方法論、パラダイム

これらを応用したシステムの開発事例も対象として認められます。また、これら以外でも、プログラミングに関する面白い話題であれば何でも対象となります。

2.編集方針

(1)本論文誌は、プログラミング研究会における発表と論文誌投稿が密接にリンクされている点に特徴があります。発表者(著者)は、従来と同様に発表用の資料を用意することになりますが、これがそのまま本論文誌への投稿論文となります。研究会発表をせずに本論文誌に投稿することは認めません。
(2)逆に、本論文誌への掲載を希望せずに(投稿しないで)、研究会発表だけをすることは可能です。論文投稿なしの発表や、論文が不採録となった発表についても、アブストラクトが本論文誌に掲載されます。
(3) 研究会登録者は、電子図書館から本論文誌を閲覧できます。(発行後2年経過した論文誌は,すべての方が無料で閲覧できます。)
(4) 発表者は、発表会当日に適当な部数の論文コピーを作成して持参することが義務づけられます。これは、廃止した研究報告に代わる資料として聴衆に配るためのものです。
(5) 本論文誌に掲載する論文は、通常のオリジナル論文と、サーベイ論文の2種類とします。どちらの種類であるかは、著者自身の指定によって決まります。
(6) 論文の記述言語は日本語、英語のいずれかとします。論文の長さに特に制限は設けません。

3.査読基準

(1)基本的な考え方として、減点法に陥ることを避け、論文のよい点を積極的に評価するという態度を貫く方針です。具体的には、新規性、有効性などの評価項目のうち、いくつかの点では不十分であっても、どれか一つの点で特に優れていると認められれば採録します。体裁のみが整った論文より、若干の不備はあっても技術的な貢献の大きい論文を積極的に受け入れます。
(2)このような観点から、たとえば次に挙げるような、従来は論文としてまとめることが難しかった内容について論じた論文もできるだけ受け入れる方針です。

  • プログラミング言語の設計論
  • システムの開発経験に関する報告
  • 斬新なアイディアの提案
  • 概念の整理、分類法、尺度の提案
  • 複数のシステムその他の比較

4.投稿手続き

(1)発表を希望する方は(投稿の有無にかかわらず)、発表会の2〜3か月前までに発表申込をしてください。発表申込の送り先や正確な締切日は、発表会ごとに学会誌の会告(研究会開催通知)欄および研究会ホームページに掲載します。申込の際には、「著者のための手引き(論文投稿要領)」にしたがい、本論文誌投稿の有無、オリジナル論文とサーベイ論文の種別指定等を明記してください。また、アブストラクト(和英両方、和文600字程度,英文200ワード程度)の添付が必要です。
(2) 論文投稿を希望する方は、発表会の1ヶ月前までに論文を提出してください。別に定めるスタイル基準に従ったカメラレディ原稿とする必要があります。論文の受渡しには、標準的な機械可読形式(PDF)を用います。
(3) 発表会の後、3週間程度で採否の通知をします。照会の手続きはありませんが、論文の改良を求める付帯意見が添付されている場合があります。この場合は、3週間以内に改良版を作成してください。

5.英文論文誌JIPとの連携

2015年度発行の論文誌に掲載される英文論文から 情報処理学会の英文論文誌 JIP (Journal of Information Processing) との 連携が始まり、以下のようなります。

  • 論文誌 プログラミングに採録された英文論文はJIPに正本が 掲載され、論文誌 プログラミングにはpreprintとして掲載される。
  • 投稿受付等はこれまでと同様ですので、論文誌 プログラミングへ英文論文を投稿される著者のみなさまに特段ご対応いただくことはありません。
  • 採否の決定を含む論文誌 プログラミングの編集は、論文誌 プログラミングの編集委員会の責任で行う。(英文論文を含む)
  • 現在試行している「日本語論文の採録後の英語化」による英文論文も連携の対象となります。「日本語論文の採録後の英語化」に関しては、 こちらのWeb ページ をご参照ください。
  • JIPは掲載媒体がオープンアクセスであるという点でも、著者にメリットが あります。また、掲載料無料キャンペーンがあります (2015年7月までに投稿された論文の掲載料が無料となる)。

6.和文論文の採録後の英語化

英語論文掲載の促進のために、2011年3月開催の研究会からの投稿において以下の施策の試行を行っています。
和文論文として投稿され採録と判断され査読者の改訂への意見を反映した和文論文原稿、および、条件付き採録として判断され、条件が満されたことが確認された和文論文原稿に対して、著者の希望により、英語化を認めています、詳細は、 こちらのWeb ページ をご参照ください。

7.システム開発に関する論文の執筆について

当論文誌では、システムの開発経験に関する投稿を歓迎しています。ある程度の規模のプログラミング言語処理系やソフトウェアシステム等の開発経験は大変貴重なものであるからです。
しかしながら、そのような開発経験の報告が論文として高い資料価値をもつためには、実装内容の詳細について具体的に報告することが必要です。この要請は、「科学技術論文は読者が追試可能なように書くべきである」という一般原則にも合致するものです。
一例ですが、中間コードを用いた言語処理系の実装の報告であれば、その中間コードの仕様を(よほど大きなものでない限り)具体的に書くことが必要だと考えます。プログラミング研究会論文誌はページ数制限がありませんから、単なるシステムの紹介にととまらず、それ自体が十分な資料価値をもった論文を投稿されることを期待します。

8.編集細則

論文誌 プログラミングの編集細則は,こちらのページに規定されています.

9.論文誌プログラミング編集委員会構成(平成30年度)

委員長 西田 直樹 (名古屋大学)
委員 Jacques Garrigue (名古屋大学)
安部 達也 (千葉工業大学)
今井 敬吾 (岐阜大学)
上野 雄大 (東北大学)
鵜川 始陽 (高知工科大学)
馬谷 誠二 (京都大学)
石崎 一明 (日本アイ・ビー・エム)
小出 洋 (九州工業大学)
澄川 靖信 (首都大学東京)
田浦 健次朗 (東京大学)
滝本 宗宏 (東京理科大学)
千代 英一郎 (成蹊大学)
千葉 滋 (東京大学)
寺内 多智弘 (早稲田大学)
中野 圭介 (東北大学)
橋本 健二 (名古屋大学)
日高 宗一郎 (法政大学)
平石 拓 (京都大学)
堀江 倫大 (日本アイ・ビー・エム)
松崎 公紀 (高知工科大学)
南出 靖彦 (東京工業大学)
森畑 明昌 (東京大学)
八杉 昌宏 (九州工業大学)
横山 大作 (東京大学)

歴代編集委員(所属等略)